建設物価調査会

鉄鋼

鋼矢板

Q鋼矢板J型の掲載はありますか(排水性部材を含む)。

A

建設物価掲載の「NS-SP-J」が該当します。ただし、排水性部材は含みません。

Q鋼矢板J型にも建設物価掲載のエキストラは適用可能ですか。

A

材質(規格)・長さエキストラについては建設物価掲載のエキストラが適用可能です。

Q鋼矢板の「重防食エキストラ」について、重防食の種類には「ポリエチレン」「ウレタンエラストマー」などがありますが、掲載のエキストラ価格はどちらのタイプを想定しているのですか。 もしくは、どちらも同値なのですか。

A

掲載価格は「ウレタンエラストマー被覆」になります。
以前は「ポリエチレンシート被覆」に対応していましたが、2011年8月号から「ウレタンエラストマー被覆」に変更しています。
各メーカーとも、現在は「ポリエチレンシート被覆」の対応はしていません。

Q鋼矢板の長さエキストラに関して、長さが5.1mの場合はどのように計算すればよいですか。

A

3,000円/t(2m以上6m未満)+2,000円/t(500mmピッチ以外の切りそろえ料)=5,000円/tとなります。

鋼板・平鋼

Q「市中価格」の鋼板は無規格となってますが、これに「ひも付き価格」のページにある鋼板エキストラを加算してSS400の価格を算出することは可能ですか。

A

「ひも付き価格」のページにあるエキストラは、そのページにある「ひも付き価格」のみに適用可能です。このため、「市中価格」には適用できません。

H形鋼

Q「H形鋼」の掲載価格に、ブラスト処理費は含みますか。

A

ブラスト、メッキなどの表面処理費は含みません。

Q寸法切断費用は含まれますか?月積み鉄鋼販売価格(ひも付き)の長さエキストラで対応は可能でしょうか?
→今回想定は①3m②6.2m③7.23m

A

切断費は含まれず、別途加算となります。長さによってはひも付きの長さエキストラで対応可能ですが、6m以上かつ最小目盛り100mmピッチまで、の条件がつきます。ご質問の想定サイズ②は長さエキストラで対応可能です。
①は6m未満③は100mmより細かいため適応不可です。

QH形鋼と橋梁用H形鋼の違いを教えてください。

A

一般的にH形鋼は、地中や建物内部に埋めてしまうため、表面の精度はあまり要求されません。一方、橋梁用H形鋼は、道路橋示方書に則った厳しい検査が行われ、キズが少しでもあると検査に合格できないことがあります。よって、橋梁用H形鋼は製造ラインにおいて選別が必要となり、歩留まりが悪くなることから、一般のH形鋼よりも高価になります。

QH形鋼の価格には、ブラスト処理費は含まれているのですか。

A

ブラスト、メッキなどの表面処理費は含まれていません。

QH形鋼と溝形鋼(一般形鋼)の発注があった場合、その取引数量を合算した単価を採用してよいですか。

A

それぞれの取引数量で判断します。

Q極厚エキストラは、どのH形鋼の品目においても適用可能ですか。

A

極厚エキストラは、極厚H形鋼の場合のみ適用します。

一般構造用炭素鋼鋼管

Q「建設物価」ではJIS G 3444と謳われているが、掲載の外径355.6mm×肉厚11.1mmがJISハンドブックの寸法表に掲載されていないのはなぜでしょうか。 JISハンドブックの寸法表に掲載されて建設物価に掲載されていない規格は近い寸法の掲載価格を準用してよいでしょうか。

A

JISハンドブックには「受渡当事者間の協定によって寸法表にない寸法を適用してもよい」と書かれており、「建設物価」は市中で広く流通している規格を選定して掲載しています。
また、未掲載規格を近い寸法の掲載価格で代用するのは不可です。

鋼製地中連続壁用鋼材(NS-BOX)

QGH-RとGH-Iを採用する場合、取引数量の200~1,000tとは、各々の数量で判断するのですか。それとも合算した数量で判断するのですか。

A

数量は合算とします。ただし、同物件または同納期に限ります。

鋼管ぐい・鋼管矢板

Q鋼管ぐいや鋼管矢板の長さエキストラは、工場での溶接前、溶接後どちらの長さにかかるのですか。

A

工場出荷時の長さにかかるので、工場での溶接の有無は問いません。なお、工場出荷時とは、高炉メーカーの製鋼工場からの出荷時点を指しています。

Q地域エキストラと長さエキストラの表現の違いは何ですか。 ※地域エキストラ:「鋼管ぐい本体、継手及びすべての付属品の重量が対象。」 ※長さエキストラ:「鋼管ぐい本体、継手及び本体又は継手に取り付けられているすべての付属品の重量が対象。」

A

長さエキストラは、工場出荷時の鋼管ぐい本体及び継手と本体及び継手に取り付けてある付属品を含めた質量が対象となります。一方、 地域エキストラは、工場出荷時に鋼管ぐい本体及び継手に取り付けられていないズレ止め、銅バンド等の質量も対象に含まれます。

QSKK(鋼管ぐい)とSTK(一般構造用炭素鋼鋼管)の違いは何ですか。

A

STKは、JIS G 3444に一般構造用炭素鋼鋼管として規定されていますが、鋼管ぐいも大括りでは同分類に属します。そのなかでも特に土木建築の構造物の基礎等に使用する鋼管ぐいは、SKKとしてJIS G 3444よりも厳しいJIS A 5525に規定されており、寸法の許容差がSKKのほうが厳しくなっています。
また、溶接を伴うものはSKKが適しています。

Q鋼管ぐい・鋼管矢板の長さエキストラの対象は何ですか。

A

長さエキストラの対象は、「母材長」です。
母材長とは製造した長さのことで、工場出荷時に切断して現場搬入する場合にも、元の長さで判断します。

鋼管ぐい・鋼管矢板エキストラ

Q端部補強バンドは先端バンドと同意語ですか。また、サイズはどのようになっているのですか。

A

端部補強バンドと先端バンドは同じものです。
また、サイズに関しては、杭径が609.6mm以下の場合は200mm。杭径が609.6mm超の場合は300mmとなっています。

Q鋼管杭の塗装エキストラは、鋼管矢板にも適用可能ですか。

A

鋼管矢板にも適用可能です。ただし、鋼管矢板継手は適用できません。

鉄鋼掲載価格の解説

Q「直送の場合:需要家最寄の車上渡し、又はメーカー指定河岸のうち、需要家河岸着はしけ乗せ渡し。」とありますが、この意味を教えてください。

A

「メーカー指定河岸」とはメーカーが全国で指定している港、埠頭などを指します。(例えば、四日市港など)
「メーカー指定河岸のうち、需要家河岸着はしけ乗せ渡し」とは上記の港、埠頭などで需要家が許可を得た置場へはしけ(平底船舶)を横付けするまでを指します。

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