原油価格の上昇を背景に、ストレートアスファルト(ストアス)・アスファルト混合物(合材)の価格が高騰している。
本リポートでは、最新の価格動向と需給動向を建設物価の掲載も踏まえて詳報する。
中東情勢の影響により、原油価格の値上がりが続いている。
メーカー各社は、ストアス仕入れ価格・輸送コストの上昇に見合う販売価格とすべく、強腰を堅持した値上げ交渉を実施した。
その結果、建設物価掲載価格も各地で過去最高値を更新している。
下図のとおり、Web建設物価2026年6月号・7月号で、
2026年1月号比 433都市で平均 2,302円/t 上伸している。
原油価格とストアス価格は概ね連動しているが、タイムラグが存在する。
2022年前半の原油高騰(110$/バレル超)を受け、ストアスは同年7〜8月に急騰。
2025年後半から2026年にかけて中東情勢の影響を受けて原油が再び上昇すると、ストアスも2026年6月号で142,000円/tと過去最高水準に達している。
密粒度13、東京14区価格は、2022年1月号から2026年7月号との比較でストアス高騰に加え、輸送コストや人件費等の上昇を受け大幅に上伸。
約49%上昇し、過去最高値水準で推移している。
合材・ストアスともに長期的な減少傾向を示している。
合材は2013年をピークに2025年には約32%減、ストアスは2012年から2025年には約57%減。
震災復興需要による一時的な増加が見られたものの、その後は市場の縮小が続いている。