建設業界は現在、担い手不足や技術継承といった課題に直面しています。
特に就業者の高齢化が進む一方で、若年層の入職者が減少傾向にあり、将来を担う人材の育成が急務です。
こうした状況を踏まえ、当会では、若年層が建設業に関心を持ち、将来の担い手として活躍できるよう、さまざまな支援活動を通じて人材育成を後押ししています。
建設機械施工管理技術検定とは、国家資格である「建設機械施工管理技士」の検定試験です。
この技術検定合格者については、建設業法で定められた専任技術者（建設業許可）主任技術者・監理技術者（現場常駐）としての資格が付与され、 車両系建設機械の事業所内特定自主検査者の資格が得られます。
平成30年度より２級筆記試験の受検可能年齢は、17歳に引き下げられております。
当会は、将来の建設業界を担う高校生の受検を支援するため、令和７年度版「建設機械施工管理技術検定試験問題集」を収録した過去問演習サイトを、高校生および高専生限定で無料提供いたします。
当会は、全国の土木・建築系高等専門学校（高専）において、インフラメンテナンスに携わる人材の育成・教育を推進する「一般財団法人高専インフラメンテナンス人材育成推進機構（KOSEN-REIM）」の趣旨に賛同しています。
KOSEN-REIMが実施した高専生向けインフラメンテナンス講習会では、受講者や関係者へのインタビューを実施し、その様子を当会ホームページで紹介するなど、情報発信の面で協力してきました。
今後も、建設業界の担い手育成に取り組む団体や活動との連携を通じて、継続的に貢献してまいります。
当会は、建築・都市・デザインの分野で次世代人材の育成を目指す「一般社団法人ASIBA（Architectural Social Impact and Building Agency）」の理念に共感し、2025年度のコーポレートパートナーとして活動に協力しています。
ASIBAは、これからの社会や都市を担う建築・デザイン系の学生や若年層に対し、教育や実践の機会を提供することで、未来志向のまちづくりや社会貢献につながる取り組みを進めています。
当会は、建設分野における物価調査や情報提供を担う立場から、建築・都市領域に関心を持つ若年層が、より実践的な知識や視点を身につけ、社会と関わるきっかけを得られるよう、ASIBAの活動を側面から支援しています。
今後も、建設業界の持続的な発展と担い手育成に向けて、多様な分野との連携を深めながら、取り組みを広げてまいります。
