建設物価調査会

土木工事市場単価 主要工種動向

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2025年3月調査

土木工事市場単価 主要工種動向

土木工事市場単価 主要工種動向

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東京
工種工種規格・仕様単価構成単位価格前号比気配掲載頁
鉄筋工一般構造物-t65,000
変わらず
横ばい
8
インターロッキングブロック工直線配置 6cmm26,700
変わらず
横ばい
23
防護柵設置工(ガードレール)Gr-C-4E(塗装品)m9,000
変わらず
横ばい
31
防護柵設置工(落石防護柵)中間支柱 柵高1.5m32,500
上伸
横ばい
68
防護柵設置工(落石防止網)金網ロープ設置 亜鉛メッキ3,4種 線径3.2mmm26,750
上伸
横ばい
77
道路標識設置工標識板設置 案内標識(新設)カプセルプリズム 2m2以上m298,700
変わらず
横ばい
93
道路付属物設置工視線誘導標・土中・片面反射 Φ100以下 支柱径Φ60.58,820
変わらず
横ばい
106
法面工植生基材吹付 厚5cmm25,950
変わらず
横ばい
129
鉄筋挿入工(ロックボルト)現場条件 I-m7,270
変わらず
横ばい
149
道路植栽工高木せん定 夏期せん定 幹周30cm以上60cm未満-6,060
変わらず
横ばい
163
橋梁用伸縮継手 装置設置工補修 普通型 2車線相当-m118,000
変わらず
横ばい
183
橋面防水工シート系防水 新設m22,460
変わらず
横ばい
197
薄層カラー舗装工樹脂系すべり止め RPN-301m26,500
変わらず
横ばい
207
矢印説明

<市況(現況と見通し)>

  • 鉄筋工

    一般構造物
    東京
    圖師
    先行き気配

    交渉は平行線、横ばい推移

     トン当たり65,000円と前号比変わらず。都心部では年明け以降も依然として新規需要に乏しく、市場は盛り上がりを欠いている。専門工事業者は高水準で推移する労働稼働率および働き方改革の促進などを背景に値上げ交渉を重ねているが、採算を重視する総合工事業者は値上げの受け入れに慎重な姿勢を示している。双方の交渉は平行線をたどっており、先行き、横ばいの公算が大きい。

  • ガス圧接工

    D25×D25
    沖縄
    陶山
    先行き気配

    値上げ交渉進展、小幅上伸

     箇所当たり640円と前号比10円の上伸。専門工事業者は、人件費の上昇や圧接材料であるアセチレンの値上がりなどを理由に、昨年春に値上げを表明。防衛施設関連工事が増加するなか、労働力を確保したい総合工事業者が値上げ額の一部を受け入れた。専門工事業者は交渉を続けているが、総合工事業者はさらなる値上げの受け入れには慎重な姿勢。先行き、横ばいの見通し。

  • インターロッキングブロック工

    直線配置 6cm
    香川
    神崎
    先行き気配

    値上げ額の一部が浸透、500円上伸

     m2当たり6,000円と前号比500円の上伸。官民ともに小規模工事が需要の中心。専門工事業者は、製品価格および人件費上昇などを理由に、値上げ交渉を継続。総合工事業者は労働力の確保を優先し、値上げ額の一部を受け入れた。専門工事業者は積み残し分の値上げ交渉を継続する意向にあるが、採算悪化を懸念する総合工事業者は様子見姿勢。先行き、横ばいの公算大。

  • 防護柵設置工(落石防止網)

    金網ロープ設置 亜鉛メッキ3,4種 線径3.2mm
    東京
    麻生
    先行き気配

    値上げ交渉が進展し、900円の上伸

     m2当たり6,750円と前号比900円の上伸。専門工事業者は、製品価格上昇や担い手確保に伴う人件費の上昇などを背景に値上げ交渉を継続し、総合工事業者は値上げ額の一部を受け入れた。今後も現場作業員の高齢化や運賃上昇によるコスト増は避けられず、専門工事業者は値上げ交渉を継続する意向だが、需要動向を見極めながらの交渉になるとの見方が強い。先行き、横ばいの公算大。

  • 吹付枠工

    モルタル・コンクリート 梁断面 300×300
    東京
    高山
    先行き気配

    需要は低迷、横ばい

     m当たり21,400円と前号比変わらず。専門工事業者は工事の小口化による施工効率の低下、現場作業員の高齢化や担い手確保に伴う人件費の上昇などを背景に値上げ交渉を重ねているが、新規需要が低調で交渉に進展は見られない。主材料であるセメント価格の先高観からさらに交渉を強める意向だが、総合工事業者は値上げの受け入れに慎重な構え。先行き、横ばいの公算が大きい。

  • 橋梁用伸縮継手装置設置工

    補修 普通型 2車線相当
    東京
    山本
    先行き気配

    専門工事業者は需要動向を注視、横ばい

     m当たり118,000円と前号比変わらず。慢性的な労働者不足により、専門工事業者の労働稼働率は高水準で推移している。専門工事業者は選別受注により現行価格を維持しつつ、労働者不足や諸資材の先高観を理由に、総合工事業者へ値上げを求めている。しかし、総合工事業者は度重なる要請に難色を示しており、足元では価格交渉に進展は見られない。先行き、横ばいの公算が大きい。

問い合わせ先

一般財団法人 建設物価調査会
  調査統括部 調査統括課
TEL:03-3663-3892