建築工事費主要細目の最新動向を掲載しています。その他の工種・地区については、「季刊 建築コスト情報」、「デジタル建築コスト情報」をご確認ください。
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| 細目 | 細目 | 規模・仕様 | 材工区分 | 単位 | 価格 | 前号比 | 気配 | 掲載ページ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 鉄筋加工組立（市） | RCラーメン構造 階高3.5～4.0m程度 形状単純 | 手間 | t | 63,000 |  | | 4 | |
| 鉄筋ガス圧接（市） | D25-D25 | 手間 | 箇所 | 600 | | | 8 | |
| コンクリート打設（市） | 躯体コンクリート ポンプ打ち | 手間 | m3 | 1,020 | | | 10 | |
| 普通合板型枠（市） | ラーメン構造 地上軸部 階高3.5～4.0m程度 | 材工共 | m2 | 7,300 | | | 14 | |
| 鉄骨工場製作費 | Ｓ造事務所 溶接長120m/t 施工規模500ｔ | 手間 | t | 60,900 | |  | 182 | |
| アスファルト防水（市） | A-2 密着工法 平部 | 材工共 | m2 | 4,750 | | | 18 | |
| 軽量鉄骨壁下地（市） | 65形 間隔300 直張り用 | 材工共 | m2 | 2,250 | | | 20 | |
| 床モルタル塗り（市） | 金ごて 厚28mm 張物下地 | 材工共 | m2 | 2,910 |  | | 22 | |
| フロート板ガラス（市） | 厚5mm 特寸2.18m2以下 | 材工共 | m2 | 2,990 | | | 26 | |
| EP塗り（市） | （素地ごしらえＢ種共）せっこうボード面 | 材工共 | m2 | 1,190 | | | 28 | |
| 床 ビニル床タイル張り（市） | 厚2.0mm コンポジション ビニル床タイル KT | 材工共 | m2 | 1,810 | | | 30 | |
| 壁せっこうボード張り（市） | 厚12.5mm 不燃 突付け | 材工共 | m2 | 1,120 | | | 32 | |
| 絶縁ケーブル工事 600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル(平形）（VVF）（市） | ころがし配線 2心 2.0mm | 材工共 | m | 540 | | | 36 | |
| 無線管工事 ねじ無し電線管（Ｅ）（市） | 隠ぺい・埋込配管 19mm | 材工共 | m | 1,300 | | | 38 | |
| 保温工事（ダクト）（市） | 長方形ダクト（グラスウール保温材）屋内隠ぺい、ダクトシャフト内、厚さ25mm | 材工共 | ｍ2 | 6,910 | | | 60 | |
| ダクト工事 アングル工法（低圧ダクト）（市） | 長辺寸法450＜Ｌ≦ 750 板厚0.6mm | 材工共 | ｍ2 | 8,010 | | | 78 |
トン当たり63,000円と前号比変わらず。建設費の高騰や労働者不足を背景に、建築計画の見直しや延期が相次いでおり、新規需要は盛り上がりを欠いている。総合建設業者は、労務需給の緩みを背景に値下げ交渉を継続。一方、専門工事業者は若年労働者の確保に向けた労働環境の改善を目的に、適正価格の確保を図るべく現行価格の維持に努めている。先行き、横ばいの公算が大きい。
m3当たり1,020円と前号比変わらず。需要は都心部の大型再開発工事を中心に堅調に推移している。専門工事業者は、働き方改革による労働時間の短縮や人手不足に伴う人件費の増加を背景に、値上げ交渉を継続している。総合工事業者は値上げに一定の理解を示すものの、コスト負担を警戒し、値上げの受け入れには慎重な姿勢を崩していない。先行き、横ばいの公算大。
m2当たり7,300円と前号比変わらず。建設費高騰の影響が続き、新規需要は盛り上がりを欠いている。専門工事業者は、慢性的な労働者不足と人件費上昇を理由に値上げ交渉を継続している。新規案件の延期や事業の見直しが増加している状況下、総合工事業者は、値上げの受け入れに慎重な姿勢を崩していない。価格交渉の進展には時間を要する見通しで、先行き、横ばいの公算大。
m2当たり2,910円と前号比240円の上伸。建設費高騰の影響から、需要は盛り上がりを欠く。専門工事業者は、労働者不足および適正利益の確保を理由に値上げ交渉を進めている。総合工事業者は労働者の確保を優先し、値上げ額の一部を受け入れた。専門工事業者は、価格交渉を継続する構えだが、総合工事業者は、これ以上の値上げ受け入れには慎重な姿勢。先行き、横ばいの公算大。
ｍ当たり540円と前号比変わらず。都心部の再開発工事は堅調だが、中小物件が振るわず、足元の需要は盛り上がりを欠いている。専門工事業者は労働者の待遇改善を理由に値上げ交渉を継続。総合設備業者は、労働者の確保を優先しつつも、契約価格の見直しには慎重な姿勢を崩していない。両者の価格交渉の進展には時間を要するとの見方が強く、先行き、横ばいの公算が大きい。
m2当たり6,910円と前号比変わらず。半導体やデータセンターの大型物件が一段落し、都心部の再開発も堅調。人手不足から受注出来ない案件も見込まれるなか、専門工事業者は労働者の確保を背景に値上げ交渉を継続。一方、総合設備工事業者は理解を示すものの、採算確保を重視し、値上げ受け入れには慎重な姿勢を崩していない。双方の交渉は続くとみられ、先行き、横ばいの公算大。
一般財団法人 建設物価調査会
調査統括部 調査統括課
TEL：03-3663-3892
