建設物価調査会

土木工事市場単価 主要工種動向

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2023年12月調査

土木工事市場単価 主要工種動向

土木工事市場単価 主要工種動向

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東京
工種工種規格・仕様単価構成単位価格前号比気配掲載頁
鉄筋工一般構造物-t65,000
上伸
強含み
8
インターロッキングブロック工直線配置 6cmm26,400
上伸
横ばい
23
防護柵設置工(ガードレール)Gr-C-4E(塗装品)m8,750
変わらず
横ばい
31
防護柵設置工(落石防護柵)中間支柱 柵高1.5m28,300
変わらず
横ばい
68
防護柵設置工(落石防止網)金網ロープ設置 亜鉛メッキ3,4種 線径3.2mmm25,800
変わらず
横ばい
77
道路標識設置工標識板設置 案内標識(新設)カプセルプリズム 2m2以上m294,700
変わらず
横ばい
93
道路付属物設置工視線誘導標・土中・片面反射 Φ100以下 支柱径Φ60.58,690
変わらず
横ばい
106
法面工植生基材吹付 厚5cmm25,790
変わらず
強含み
129
鉄筋挿入工(ロックボルト)現場条件 I-m6,930
変わらず
横ばい
149
道路植栽工高木せん定 夏期せん定 幹周30cm以上60cm未満-6,060
上伸
横ばい
163
橋梁用伸縮継手 装置設置工補修 普通型 2車線相当-m117,000
変わらず
強含み
183
橋面防水工シート系防水 新設m22,380
変わらず
横ばい
197
薄層カラー舗装工樹脂系すべり止め RPN-301m26,200
変わらず
横ばい
207
矢印説明

<市況(現況と見通し)>

  • 鉄筋工

    一般構造物
    東京
    圖師
    先行き気配

    労働者確保を優先し、小幅上伸

     トン当たり65,000円と前号比1,000円の上伸。都心部では新規物件に乏しく、需要は低調に推移。一方、慢性的な労働者不足から専門工事業者は値上げ交渉を継続。工事量低迷の状況下、総合工事業者は難色を示すも労働者確保を優先し、値上げを受け入れた。労働環境改善や採算確保を理由に専門工事業者は引き続き値上げ交渉を続ける構え。先行き、強基調の見通し。

  • インターロッキングブロック工

    直線配置 6cm
    東京
    先行き気配

    値上げ交渉進展、700円の上伸

     m2当たり6,400円と前号比700円の上伸。需要は回復傾向にあるが、小規模工事が中心で盛り上がりを欠いている。専門工事業者は、作業員の高齢化、人手不足などを理由に値上げ交渉を継続。直近の材料価格の上伸を受け、交渉姿勢が強まり値上げ額の一部が浸透した。専門工事業者はさらなる値上げに向けて交渉を継続するも、総合建設業者の抵抗は強い。先行き、横ばいの公算大。

  • 防護柵設置工(落石防護柵)

    中間支柱設置工 柵高1.50m
    東京
    麻生
    先行き気配

    工事量は盛り上がりを欠く状況、横ばい

     本当たり28,300円と前号比変わらず。小規模工事が主体で、需要は盛り上がりを欠く状況にある。製品価格が高止まりするなか、工事の小口化による施工効率の低下なども加わり、専門工事業者は値上げ交渉を継続している。一方、採算確保を重視する総合工事業者は、慎重な姿勢を崩しておらず、交渉に進展は見られない。先行き、横ばいで推移する公算が大きい。

  • 道路標識設置工

    標識柱設置 門型式 スパン 10m未満
    東京
    立原
    先行き気配

    労働者不足から 13,000円の上伸

     基当たり152,000円と前号比13,000円の上伸。新設道路工事が低迷するなか、大型標識の設置工事も減少するなど需要は低調に推移。専門工事業者は労務単価が上昇傾向にあり、経験豊富な労働者の確保に苦慮している。総合工事業者は値上げに一定の理解を示し、これを受け入れた。専門工事業者は労務単価の上昇は続くとして、値上げ交渉を続ける構え。先行き、強基調の公算大。

  • 道路植栽工

    高木せん定 夏期せん定 幹周30cm以上60cm未満
    東京
    永島
    先行き気配

    値上げ額一部浸透、小幅上伸

     本当たり6,060円と前号比50円の上伸。植栽工事の需要はせん定を含む維持管理工事が中心であり、例年並みで推移。専門工事業者は、街路樹の大径木化に伴う施工コストの増加や人件費の上昇を理由に値上げ交渉を進めた。総合工事業者は労働者確保を優先し、値上げ額の一部を受け入れた。しかし、これ以上の値上げに対しては慎重な姿勢を崩していない。先行き、横ばいの公算大。

  • 橋梁用伸縮継手装置設置工

    補修 普通型 1車線相当
    北海道
    有光
    先行き気配

    値上げ交渉進展し、7,000円の上伸

     m当たり145,000円と前号比7,000円の上伸。積雪期前で工事量が増すなか、専門工事業者は労働者不足による人件費の上昇やジェットコンなどの材料費の値上がりを理由に、強気の姿勢で値上げ交渉を継続。総合工事業者は労働者確保を優先し値上げを受け入れた。人手不足の状況は続いており、専門工事業者の値上げ交渉は今後さらに強まるとの見方が大勢。先行き、強基調の公算大。

問い合わせ先

一般財団法人 建設物価調査会
  調査統括部 調査統括課
TEL:03-3663-3892