建設物価調査会

土木工事市場単価 主要工種動向

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2024年6月調査

土木工事市場単価 主要工種動向

土木工事市場単価 主要工種動向

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東京
工種工種規格・仕様単価構成単位価格前号比気配掲載頁
鉄筋工一般構造物-t65,000
変わらず
横ばい
8
インターロッキングブロック工直線配置 6cmm26,500
変わらず
横ばい
23
防護柵設置工(ガードレール)Gr-C-4E(塗装品)m8,750
変わらず
強含み
31
防護柵設置工(落石防護柵)中間支柱 柵高1.5m28,300
変わらず
横ばい
68
防護柵設置工(落石防止網)金網ロープ設置 亜鉛メッキ3,4種 線径3.2mmm25,850
変わらず
横ばい
77
道路標識設置工標識板設置 案内標識(新設)カプセルプリズム 2m2以上m295,700
変わらず
強含み
93
道路付属物設置工視線誘導標・土中・片面反射 Φ100以下 支柱径Φ60.58,690
変わらず
横ばい
106
法面工植生基材吹付 厚5cmm25,790
変わらず
横ばい
129
鉄筋挿入工(ロックボルト)現場条件 I-m6,930
変わらず
横ばい
149
道路植栽工高木せん定 夏期せん定 幹周30cm以上60cm未満-6,060
変わらず
横ばい
163
橋梁用伸縮継手 装置設置工補修 普通型 2車線相当-m117,000
変わらず
強含み
183
橋面防水工シート系防水 新設m22,380
変わらず
強含み
197
薄層カラー舗装工樹脂系すべり止め RPN-301m26,500
上伸
横ばい
207
矢印説明

<市況(現況と見通し)>

  • 鉄筋工

    一般構造物
    東京
    圖師
    先行き気配

    値上げ交渉進展せず、横ばい

     トン当たり65,000円と前号比変わらず。都心部では新規引き合いが低調で、需要は盛り上がりを欠く一方、慢性的な労働者不足から専門工事業者の労働稼働率は高水準で推移している。専門工事業者は、人手確保に伴う人件費の上昇を転嫁すべく値上げ要求を強めているものの、総合工事業者は、利益確保を優先し値上げの受け入れに慎重な姿勢を崩していない。先行き、横ばいの見通し。

  • 防護柵設置工(横断・転落防止柵)

    土中 ビーム式・パネル式 支柱間隔3m
    東京
    近松
    先行き気配

    需要は盛り上がりを欠き、横ばい

     m当たり1,720円と前号比変わらず。新規物件が乏しく、需要は施工箇所が点在する小規模工事が中心で盛り上がりを欠いている。専門工事業者は工事の小口化による施工効率の低下、現場作業員の高齢化や人手不足などを理由に値上げ交渉を継続。製品価格が落ち着きを見せるなか、総合工事業者との交渉は平行線をたどっている。需要回復の見込みは薄く、先行きも横ばいの公算大。

  • 鉄筋挿入工(ロックボルト)

    現場条件Ⅰ
    東京
    中沢
    先行き気配

    新規工事の需要は低調、横ばい

     m当たり6,930円と前号比変わらず。専門工事業者は働き方改革促進による長時間労働の是正や担い手確保に伴う人件費の上昇などを背景に値上げ交渉を重ねているが、新規需要が低調で交渉に進展は見られない。総合工事業者は値上げの受け入れに慎重な姿勢を崩しておらず、今後も新規需要の動向を見極めながらの交渉になるとの見方が強い。先行き、横ばいの公算が大きい。

  • 薄層カラー舗装工

    樹脂系すべり止め RPN-301
    東京
    筒井
    先行き気配

    値上げ交渉が進展し、300円上伸

     m2当たり6,500円と前号比300円の上伸。需要は交差点進入部などの小規模物件が中心で低調に推移。専門工事業者は人件費や材料費の上昇を理由に値上げ交渉を実施。総合工事業者は、採算悪化を懸念し難色を示していたが、労働者確保を優先して値上げ額の一部を受け入れた。総合工事業者はさらなる値上げの受け入れには慎重な姿勢を示しており、先行き、横ばいの見通し。

  • 軟弱地盤処理工

    サンドコンパクションパイル工 打設長10m以上20m未満
    東京
    藤巻
    先行き気配

    需要低迷し、横ばい

     m当たり2,450円と前号比変わらず。道路工事を中心に軟弱地盤対策工事は増加傾向にあるが、都市部では静的締固め工法が多く採用されるため、振動系工法は低調に推移している。専門工事業者は輸送コストや人件費の上昇を背景に値上げを打ち出したい意向だが、採算確保を優先する需要家の値下げ要求は強く、需給双方の主張は平行線をたどっている。先行き、横ばいの公算大。

  • コンクリート表面処理工(ウォータージェット工)

    コンクリート表面処理
    東京
    本舘
    先行き気配

    値上げ交渉が進展、250円上伸

     m2当たり4,100円と前号比250円の上伸。高速道路関連の補修工事などを中心に需要は堅調に推移している。専門工事業者は、慢性的な人手不足に伴う人件費の上昇や資機材価格の高止まりなど、会社運営には厳しい状況が続いていることを理由に、粘り強く値上げ交渉を継続。ここにきて、総合工事業者が理解を示し、交渉が進展した。先行き、横ばいの公算が大きい。

問い合わせ先

一般財団法人 建設物価調査会
  調査統括部 調査統括課
TEL:03-3663-3892