建設物価調査会

土木工事市場単価 主要工種動向

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2023年3月調査

土木工事市場単価 主要工種動向

土木工事市場単価 主要工種動向

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東京
工種工種規格・仕様単価構成単位価格前号比気配掲載頁
鉄筋工一般構造物-t64,000
変わらず
強含み
8
インターロッキングブロック工直線配置 6cmm25,700
変わらず
横ばい
23
防護柵設置工(ガードレール)Gr-C-4E(塗装品)m8,470
変わらず
横ばい
31
防護柵設置工(落石防護柵)中間支柱 柵高1.5m26,100
変わらず
横ばい
68
防護柵設置工(落石防止網)金網ロープ設置 亜鉛メッキ3,4種 線径3.2mmm25,460
変わらず
横ばい
77
道路標識設置工標識板設置 案内標識(新設)カプセルプリズム 2m2以上m292,700
上伸
強含み
93
道路付属物設置工視線誘導標・土中・片面反射 Φ100以下 支柱径Φ60.58,010
変わらず
横ばい
106
法面工植生基材吹付 厚5cmm25,620
変わらず
強含み
129
鉄筋挿入工(ロックボルト)現場条件 I-m6,670
変わらず
強含み
149
道路植栽工高木せん定 夏期せん定 幹周30cm以上60cm未満-6,010
前号なし
強含み
163
橋梁用伸縮継手 装置設置工補修 普通型 2車線相当-m112,000
変わらず
強含み
183
橋面防水工シート系防水 新設m22,260
変わらず
横ばい
197
薄層カラー舗装工樹脂系すべり止め RPN-301m26,200
上伸
横ばい
207
矢印説明

<市況(現況と見通し)>

  • 鉄筋工

    一般構造物
    東京
    名嘉
    先行き気配

    労働力不足から、強含み

     トン当たり64,000円と前号比変わらず。都心部では新規引き合いが低調で、依然として需要は盛り上がりを欠いている。慢性的な労働力不足から、専門工事業者の労働稼働率は高水準で推移。こうしたなか、専門工事業者は値上げの意向を示しているが、総合工事業者は慎重な姿勢を崩していない。今後も人手不足は続くとの見方が強く、先行き、強含みの公算が大きい。

  • インターロッキングブロック工

    直線配置 6cm
    沖縄
    国仲
    先行き気配

    値上げ交渉が進展し、1,200円の上伸

     m2当たり7,100円と前号比1,200円の上伸。官民とも大口物件に乏しく、小規模工事が需要の中心となっている。人件費上昇分の転嫁を目指して値上げ交渉を継続していた専門工事業者は、ブロック調達コストの増加を受け、売り腰を強めた。総合工事業者は、難色を示しながらも労働力確保を優先し、値上げを受け入れた。先行き、横ばいの公算が大きい。

  • 防護柵設置工(ガードレール)

    Gr-C-4E (塗装品)
    東京
    平塚
    先行き気配

    需要低迷、先行き横ばい

     m当たり8,470円と前号比変わらず。新設工事が少なく、施工箇所が点在するなどの小規模な補修工事が需要の中心。材料価格は高止まりしており下がる気配はなく、専門工事業者は労務単価の上昇の反映も含め、値上げ交渉を続けている。総合工事業者は採算を重視しており、現行の価格水準を維持している。需要環境に改善の兆しは見られず、先行き、横ばいで推移する公算が大きい。

  • 道路標識設置工

    標識板設置 案内標識(新設) カプセルプリズム 2m2以上
    東京
    立原
    先行き気配

    材料の値上がりを受け、1,000円上伸

     m2当たり92,700円と前号比1,000円の上伸。新設の道路工事が低迷しており、小規模工事が需要の中心。取付金具など付属品を中心に材料価格が上昇するなか、専門工事業者が値上げを打ち出し、総合工事業者がこれを受け入れた。輸送コストの増加などで材料価格に先高観があるため、専門工事業者は価格転嫁に向けて引き続き値上げ交渉を続ける構え。先行き、強基調の公算大。

  • 吹付枠工

    モルタル・コンクリート 梁断面 300×300
    東京
    三輪
    先行き気配

    値上げ交渉進展し、300円上伸

     m当たり19,800円と前号比300円の上伸。主材料であるセメントの価格上昇などを工事価格に転嫁すべく、専門工事業者は総合工事業者との値上げ交渉を継続。総合工事業者もコストの増加に一定の理解を示し、値上げ額の一部を受け入れた。慢性的な人手不足を解消するめどがたたないことや材料の先高観を理由に、専門工事業者は値上げ交渉を継続する構え。先行き、強基調の公算大。

  • 薄層カラー舗装工

    樹脂系すべり止め RPN-301
    東京
    岡本
    先行き気配

    材料の値上がりを受け、800円の上伸

     m2当たり6,200円と前号比800円の上伸。専門工事業者は、材料価格の高騰や人件費上昇を理由に取引価格の引き上げを要求。年度末需要で需給が引き締まるなか、総合工事業者は労働者確保を優先して値上げ額の一部を受け入れた。専門工事業者は取引価格をさらに引き上げたい意向だが、総合工事業者は追加の値上げ受け入れには慎重な姿勢。先行き、横ばいの公算が大きい。

問い合わせ先

一般財団法人 建設物価調査会
  調査統括部 調査統括課
TEL:03-3663-3892