建設物価調査会

土木工事市場単価 主要工種動向

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2025年12月調査

土木工事市場単価 主要工種動向

土木工事市場単価 主要工種動向

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東京
工種工種規格・仕様単価構成単位価格前号比気配掲載頁
鉄筋工一般構造物-t65,000
変わらず
弱含み
8
インターロッキングブロック工直線配置 6cmm27,100
上伸
横ばい
23
防護柵設置工(ガードレール)Gr-C-4E(塗装品)m9,920
上伸
横ばい
31
防護柵設置工(落石防護柵)中間支柱 柵高1.5m32,500
変わらず
横ばい
68
防護柵設置工(落石防止網)金網ロープ設置 亜鉛メッキ3,4種 線径3.2mmm26,750
変わらず
横ばい
77
道路標識設置工標識板設置 案内標識(新設)カプセルプリズム 2m2以上m299,700
変わらず
横ばい
93
道路付属物設置工視線誘導標・土中・片面反射 Φ100以下 支柱径Φ60.58,980
変わらず
横ばい
106
法面工植生基材吹付 厚5cmm26,130
変わらず
横ばい
129
鉄筋挿入工(ロックボルト)現場条件 I-m7,630
上伸
横ばい
149
道路植栽工高木せん定 夏期せん定 幹周30cm以上60cm未満-6,060
変わらず
強含み
163
橋梁用伸縮継手 装置設置工補修 普通型 2車線相当-m120,000
変わらず
強含み
183
橋面防水工シート系防水 新設m22,720
変わらず
横ばい
197
薄層カラー舗装工樹脂系すべり止め RPN-301m27,200
変わらず
横ばい
207
矢印説明

<市況(現況と見通し)>

  • 鉄筋工

    一般構造物
    東京
    森中
    先行き気配

    需要低迷、先行き弱含み

     トン当たり65,000円と前号比変わらず。都心部では新規引き合いが低調で、需要は盛り上がりを欠いている。専門工事業者は、人手確保に伴う人件費の上昇を理由に値上げを進めたい意向にあるが、仕事量が少ないなか、現行価格の維持が精いっぱいで、受注量確保を優先した受注競争も散見される。年明け以降の需要回復も期待薄であり、先行き、弱含みの見通し。

  • インターロッキングブロック工

    直線配置 厚6cm
    東京
    加藤
    先行き気配

    値上げ交渉進展、400円上伸

     m2当たり7,100円と前号比400円の上伸。専門工事業者は、材料費の値上がりや人件費の上昇などを理由に総合工事業者と値上げ交渉を断続的に行い、値上げ額の一部が浸透した。専門工事業者は、慢性的な労働者不足解消に向けて、値上げの交渉を継続していく構え。一方で、総合工事業者はさらなる値上げの受け入れには慎重な姿勢を示しており、先行き、横ばいの公算が大きい。

  • 防護柵設置工(ガードレール)

    Gr-C-4E (塗装品)
    東京
    中沢
    先行き気配

    値上げ交渉が進展し、920円の上伸

     m当たり9,920円と前号比920円の上伸。専門工事業者は、製品価格や担い手確保に伴う人件費などの上昇を背景に値上げ交渉を継続。維持修繕工事を中心に新規需要が高まるなか、総合工事業者は労働力確保を優先、値上げ額の一部を受け入れた。専門工事業者は交渉を続ける構えだが、総合工事業者はさらなる値上げの受け入れには慎重な姿勢。先行き、横ばいの見通し。

  • 防護柵設置工(落石防護柵)

    中間支柱 柵高1.50m
    東京
    山崎
    先行き気配

    需要は盛り上がりを欠き、横ばい

     本当たり32,500円と前号比変わらず。需要は小規模工事が中心で盛り上がりを欠いている。専門工事業者は製品価格に動きがないなか、工事の小口化による施工効率の低下を理由に値上げ交渉を継続。一方、採算確保を重視する総合工事業者は、慎重な姿勢を崩しておらず、交渉に進展は見られない。先行き、横ばいで推移する公算が大きい。

  • 鉄筋挿入工(ロックボルト)

    現場条件Ⅰ
    東京
    杉山
    先行き気配

    値上げ交渉が進展し、360円上伸

     m当たり7,630円と前号比360円の上伸。専門工事業者は、現場作業員の高齢化などによる慢性的な労働力不足や、時間外労働の上限規制による施工効率の低下を背景に、環境改善に向けた値上げ交渉を続けてきた。総合工事業者は、働き方改革が求められる状況下、労働力確保を優先しこれを受け入れた。専門工事業者は現行価格を維持する構えで、先行き、横ばいの公算が大きい。

  • 道路植栽工

    高木せん定 夏期せん定 幹周30cm以上60cm未満
    東京
    菊池
    先行き気配

    値上げ交渉を継続、強含み

     本当たり、6,060円と前号比変わらず。道路植栽工の中心となる維持管理工事の発注量は、ほぼ例年並みで推移している。人件費やせん定枝運搬費の上昇を理由に、専門工事業者は値上げ交渉を重ねるが、足元の需要が乏しく交渉に進展は見られない。人手不足の状況が続くなか、専門工事業者は値上げ交渉を強める見通し。先行き、強含みの公算が大きい。

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