| 品名 | 品名 | 規格 | 単位 | 価格 | 前月比 | 気配 | 掲載ページ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 異形棒鋼 | 異形棒鋼 | SD295 D16 | t | 103,000 | 16 | ||
| H形鋼 | H形鋼 | SS400 200×100×5.5×8mm | t | 105,000 | 26 | ||
| 中厚板 | 中厚板 | 無規格品 16~25×1,524×3,048mm | t | 131,000 | 40 | ||
| カラー亜鉛鉄板 | カラー亜鉛鉄板 | 0.35×914×1,829mm | 枚 | 1,600 | 54 | ||
| セメント | セメント | 普通ポルトランド バラ | t | 18,000 | 79 | ||
| レディーミクストコンクリート | レディーミクストコンクリート | 18-18-25(20) 普通ポルトランド(17区) | m3 | 23,800 | 92 | ||
| 再生砕石 | 再生砕石 | 再生クラッシャラン 40~0mm(17区) | m3 | 1,150 | 129 | ||
| 管柱 杉(KD) | 管柱 杉(KD) | 3.0m×10.5×10.5cm | m3 | 75,000 | 160 | ||
| コンクリート型枠用合板 | コンクリート型枠用合板 | 12×900×1,800mm 輸入品 | 枚 | 1,700 | 175 | ||
| 再生アスファルト混合物 | 再生アスファルト混合物 | 密粒度13(14区) | t | 10,500 | 211 | ||
| ストレートアスファルト | ストレートアスファルト | 針入度60~80 ローリー | t | 100,000 | 219 | ||
| ダクタイル鋳鉄管 | ダクタイル鋳鉄管 | 内面エポキシ粉体塗装 水道用 GX形1種 75mm×4m | 本 | 28,400 | 285 | ||
| フロート板ガラス | フロート板ガラス | FL5 2.18m2以下(特寸) | m2 | 2,380 | 496 | ||
| 600V ビニル 絶縁電線 | 600V ビニル 絶縁電線 | Ⅳ 1.6mm 単線 | m | 46.7 | 539 | ||
| 配管用炭素鋼鋼管(ガス管) | 配管用炭素鋼鋼管(ガス管) | 白ねじ付き管 50A 4m | 本 | 7,340 | 654 | ||
| 硬質ポリ塩化ビニル管 | 硬質ポリ塩化ビニル管 | VP100mm 4m | 本 | 4,950 | 688 | ||
| 軽油 | 軽油 | ローリー | ℓ | 116.0 | 788 | ||
| 鉄スクラップ | 鉄スクラップ | ヘビーH2 | t | 34,500 | 794 |

SD295・D16でトン当たり103,000円と前月比変わらず。メーカー各社は需要減少に伴う製造コスト増加を製品価格に転嫁するため、強気の販売姿勢を継続している。一方、依然として需要は盛り上がりに欠ける展開が続き、市況の底上げには至っていない。材料調達を急がない需要家は、需給動向を注視しつつ当用買いに徹するなど、慎重な購入姿勢を続けている。需要が活発化する時期はまだ先になるものと予想され、供給側と需要家のこう着状態が続くものとみられる。目先、横ばいの公算大。
200×100はトン当たり105,000円と前月比1,000円下落。市中取引の大半を占める中小物件向け実需が低迷しているため、需給にタイト感は見られない。こうした状況下、流通間の競争激化により市況は下落した。一方、さらなる採算悪化を懸念した一部の電炉メーカーが販売価格を引き上げたことで、先安観は解消された。流通間では底値感が広がり、極端な安値は切り上がった。需要が復調する兆しは見えないものの、下落ムードには一服感がある。目先、横ばいの見通し。
16~25×1,524×3,048mmでトン当たり131,000円と前月比変わらず。造船や建産機向け需要は堅調な一方で、建築向け需要は依然として低調であり、荷動きも活発さを欠いている。流通各社はメーカーへの発注量を減らして在庫調整に努めているが、現在の需要量では過剰感が残り、適切な在庫水準には至っていない。需給のバランスに大きな変化はなく、流通各社は現行価格の維持が精いっぱいの状況。新たな需要喚起材料にも乏しく、目先、弱含みの公算が大きい。
普通ポルトランドセメント(バラ)でトン当たり18,000円と前月比変わらず。9月の国内販売量は、267万トン(協会調べ)で前年同月比5.0%の減少。東京地区をはじめとする大都市圏の出荷減少が影響し、需要は盛り上がりに欠く状況が続いている。今後は、再開発物件やリニア中央新幹線などの大型需要を控えるものの、早期の需要回復は難しいとの見方が強い。メーカー各社は、設備投資費用の増加を背景に、現行価格の維持に注力する構え。先行き、横ばい推移の公算が大きい。
18-18-20でm3当たり23,800円と前月比変わらず。10月の東京17区出荷量は、19万5千m3(協組調べ)で前年同月比14.2%の減少。建設現場の時間外労働規制強化などの影響により、大型物件向けの出荷に遅れが生じ、足元の需要は盛り上がりを欠いている。中小物件も低調で、出荷減に歯止めがかからない。協組は原材料の骨材価格の上昇を理由に、現行価格の維持に努めている。需要家も安定的な供給体制の維持を掲げる協組の姿勢に理解を示している。先行き、横ばい推移の公算が大きい。
再生クラッシャラン40~0mmでm3当たり1,150円と前月比変わらず。主力である路盤工事向けの出荷が振るわず、需要は盛り上がりを欠いているが、都心部の解体工事需要が落ち着いているため、廃材在庫量は均衡を保っている。メーカーは、資機材価格の上昇などによる製造コストや運転手不足などによる輸送コストの増加などを理由に値上げ交渉を継続。需要家は十分な製品在庫があることを把握しており、購入姿勢に焦りは見られない。先行き、横ばいの公算が大きい。
12×900×1,800mm輸入品で枚当たり1,700円と前月比変わらず。9月の合板輸入量は、17万7千m3(財務省調べ)で前年同月比0.3%の減少。新規需要の乏しさから荷動きが振るわず、商状は盛り上がりを欠く展開。流通筋は仕入れコストの増加を背景に価格の底上げを進めたい意向。一方、手当てが一巡した需要家の購入姿勢は慎重で、交渉は本格化していない。流通筋は足元の円安進行による先高観から値上げ交渉を継続する構えだが、需要好転が期待できない状況。先行き、横ばいの公算大。
密粒度13でトン当たり10,500円と前月比変わらず。4~9月の都内出荷量は、78万4千トン(協会調べ)で前年同期比0.3%の減少。維持修繕など小規模工事中心で、需要は力強さを欠いている。主原材料のストアス価格が下落したことを理由に、需要家は値下げ要求を強めている。一方、メーカー各社は、ストアスを除いた製造コストや輸送コストの増加を理由に値上げ交渉を継続する構え。双方の主張は平行線をたどっており、交渉に進展は見られない。先行き、横ばいの公算が大きい。
IV1.6mm単線でm当たり46.7円と前月比2.8円の上伸。主原料である銅の建値は、10月平均で166万円台と先月平均から14万円の急伸。供給懸念と海外需要増加の期待から10月中旬には過去最高値に迫る173万円を記録。メーカー各社は銅価格の高騰を受け、仕切価格の引き上げを実施。流通筋も採算確保に向けた価格交渉を続け、値上げ額の一部が浸透した。実需は精彩を欠くが、流通各社は仕入れコスト増加分の価格転嫁が不十分だとして、強気の販売姿勢を維持する構え。目先、強基調の見通し。
白ねじ付き管50A4mで本当たり7,340円と前月比変わらず。中小規模物件の不振、労働者不足や工事費高騰による建設計画見直しの影響を受け、荷動きは低調に推移している。高炉メーカーは、需要見合いの生産に取り組み、市中在庫量の適正化を進めている。需要家が慎重な購入姿勢を崩さないなか、流通各社は採算確保を優先し、安値販売を避け現行価格の維持に努めている。需給環境の改善には時間を要するとの見方が強く、しばらくこう着状態が続きそう。先行き、横ばいの公算大。
軽油はローリー渡しでリットル当たり116円と前月比4円下落、レギュラーガソリンはスタンド渡しで158円と前月比2円下落した。米国が対ロシア向け経済制裁措置を発表し、ロシア産原油の供給懸念が強まる一方で、供給量が需要を大きく上回るとの見通しから供給過剰が意識され、原油相場は不安定な状況が続いている。国内では、元売り各社の仕切価格の引き下げにより全油種で下落。旧暫定税率廃止に向けた政府による補助金の拡充が見込まれるため、目先、弱基調の公算が大きい。
ヘビーH2でトン当たり34,500円と前月比3,000円の上伸。為替は円安基調が続いており、輸出取引に優位な環境が形成されている。また、海外相場も堅調に推移していることから、輸出価格の上伸が国内市況を押し上げた。一方、市中の鉄スクラップ発生量は依然として低調であり、需給バランスは引き締まった状態が続いている。一部の国内電炉メーカーは炉休を控えて調達に慎重な姿勢を崩していないが、海外需要の強さが相場を下支えしている。目先、強基調の公算が大きい。
一般財団法人 建設物価調査会
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