建設物価調査会

建築費指数 2019年7月

  • 建設物価調査会 指数グラフ (CRI Index Graph )
  • 未来を創る研究室

2019年7月

2019年7月の建設物価建築費指数(東京2011年平均=100)の、代表的な建物についてその動向をみると次のとおりである。

ご確認事項

  • [2018年10月分指数から基準年を2011年に改定いたしました。](2018.11.12)
  • 以下の概況についての変化率、指数差及び寄与度は端数処理前の指数から計算しているため、公表値を用いて計算した値とは一致しない場合があります。

(1)No.2 集合住宅 RC

工事原価でみると119.6(暫定)で前月比0.1%減(-0.1ポイント(以下、pとする))、前年同月比1.5%増(+1.7p)となっている。純工事費でみると120.3(暫定)で前月比0.1%減(-0.1p)、前年同月比1.5%増(+1.8p)となっている。

純工事費指数120.3(暫定)の前月比0.1%減に対する主要細目の寄与度をみると、寄与度がプラスの細目はなし。寄与度がマイナスの細目は、鉄筋[-0.09]、上記以外の建築細目[-0.02]、木工[-0.00]、鋼材[-0.00]である。

また、対前年同月比1.5%増に対する主要細目の寄与度をみると、寄与度がプラスの細目は、上記以外の建築細目[+0.50]、石こうボード[+0.33]、生コンクリート[+0.27]、上記以外の設備細目[+0.11]、軽鉄軸組[+0.08]等である。寄与度がマイナスの細目は、鉄筋[-0.09]、電線・ケーブル[-0.01]である。[カッコ内は寄与度]

※変化率、指数差及び寄与度は、端数処理前の指数から計算しているため、公表値を用いて計算した値とは一致しない場合がある。

図1

(2)No.6 事務所 S

工事原価でみると117.0(暫定)で前月比0.2%減(-0.2p)、前年同月比2.8%増(+3.2p)となっている。純工事費でみると117.4(暫定)で前月比0.2%減(-0.2p)、前年同月比2.9%増(+3.3p)となっている。

純工事費指数117.4(暫定)の前月比0.2%減に対する主要細目の寄与度をみると、寄与度がプラスの細目はなし。寄与度がマイナスの細目は、鋼材[-0.13]、鉄筋[-0.02]、上記以外の建築細目[-0.01]、木工[-0.00]である。

また、対前年同月比2.9%増に対する主要細目の寄与度をみると、寄与度がプラスの細目は、上記以外の建築細目[+1.04]、鉄骨加工[+0.40]、鋼材[+0.38]、石こうボード[+0.36]、上記以外の設備細目[+0.20]等である。寄与度がマイナスの細目は、鉄筋[-0.02]、電線・ケーブル[-0.01]である。

図2

(3)No.17 工場 S

工事原価でみると117.1(暫定)で前月比0.2%減(-0.2p)、前年同月比2.6%増(+2.9p)となっている。純工事費でみると117.5(暫定)で前月比0.2%減(-0.2p)、前年同月比2.6%増(+3.0p)となっている。

純工事費指数117.5(暫定)の前月比0.2%減に対する主要細目の寄与度をみると、寄与度がプラスの細目はなし。寄与度がマイナスの細目は、鋼材[-0.11]、鉄筋[-0.04]、上記以外の建築細目[-0.01]、木工[-0.00]である。

また、対前年同月比2.6%増に対する主要細目の寄与度をみると、寄与度がプラスの細目は、上記以外の建築細目[+0.88]、鉄骨加工[+0.43]、鋼材[+0.33]、石こうボード[+0.29]、電気機器[+0.19]等である。寄与度がマイナスの細目は、鉄筋[-0.04]、電線・ケーブル[-0.03]である。

図3

(4)No.19 住宅 W

工事原価でみると111.9(暫定)で前月比0.1%減(-0.1p)、前年同月比2.0%増(+2.1p)となっている。純工事費でみると112.6(暫定)で前月比0.1%減(-0.1p)、前年同月比2.1%増(+2.3p)となっている。

純工事費指数112.6(暫定)の前月比0.1%減に対する主要細目の寄与度をみると、寄与度がプラスの細目はなし。寄与度がマイナスの細目は、木工[-0.04]、上記以外の建築細目[-0.01]、鉄筋[-0.01]である。

また、対前年同月比2.1%増に対する主要細目の寄与度をみると、寄与度がプラスの細目は、上記以外の建築細目[+1.49]、石こうボード[+0.31]、生コンクリート[+0.10]、照明器具[+0.05]、モルタル塗[+0.04] 等である。寄与度がマイナスの細目は、鉄筋[-0.01]である。

図4